● 2.2:べき関数のガンマ値 2.2。昼光レベルの照明環境で使用するための標準のガンマと考えられ
ています
● 2.4:べき関数のガンマ値 2.4。暗い照明環境向けの以前の標準のガンマです。ビデオ作業の場
合、このガンマ関数の代わりに、BT.1886 EOTF(Electro-Optical Transfer Function)が使用される
ようになりました
● 2.6:べき関数のガンマ値 2.6。基本的に周囲の照明が存在しない映画照明環境用の標準のガンマ
です
● BT.1886:専門的な高解像度ビデオ制作および仕上げ用の標準的な EOTF として国際電気通信連合
(
ITU)によって定義された EOTF
● sRGB:ガンマ値 2.2 のべき関数に基づいているが、低いグレースケール値では曲線から線形関数
に移行することによって値の低い黒の再現性を向上させる EOTF
● EPD:Society for Information Display の情報表示測定標準の文書で指定された EOTF。衛星画像の表
示用に考案され、画像内の明るい領域の近くに存在する低コントラストの暗い物体を容易に読め
るようにすることを目的として、グレースケール関数を使用します
輝度
このメニューには、以下の輝度値のほか、48~250 カンデラ毎平方メートル(cd/m²)の範囲で輝度の
値を選択するオプションが用意されています。
● 250 cd/m²:ディスプレイで調整できる最大輝度
● 100 cd/m²:オンライン動画および仕上げ作業用に SMPTE によって定義された標準の輝度
● 120 および 80 cd/m²:VFX スタジオでの標準的な環境照明に基づいて用意された、100 cd/m²前後
の値に設定できる 2 つのオプション
● 48 cd/m²:映画上映用のスクリーン前面の標準的な照度で、17 (フィートランバート)と同じ
キャリブレーションを定義して、選択された値を確認したら、キャリブレーションが開始されます。
内部測色器を使用する場合、キャリブレーションは約 3 分半かかります。外部測色器の場合、キャリ
ブレーション時間が長くなることがあります。キャリブレーションの処理中はディスプレイの電源
を切らないでください。プリセットの名前は、選択されたキャリブレーション ターゲットに基づいて
決まります。
注記:
外部測色器が接続されている場合、内部測色器と外部測色器のどちらをキャリブレーション測
定に使用するかを尋ねるメッセージが表示されます。外部測色器を選択した場合、外部測色器を画面
中央に配置するために役立つ位置合わせ用ターゲットが画面上に表示されます。
StudioCal XML キャリブレーション
StudioCal XML キャリブレーション方式では、カラー プリセットのキャリブレーション ターゲットを
非常に正確に指定して、単一のキャリブレーション セッションで最大 3 つのキャリブレーション プリ
セットを調整できます。StudioCal XML は、ディスプレイのキャリブレーションおよび変更のために
HP によって開発された拡張可能な XML スキーマです。これは HP DreamColor Z27x Studio ディスプレ
イに最初に導入され、このディスプレイの追加の機能をサポートするために拡張されました。
StudioCal XML ファイルは異なる HP DreamColor Studio ディスプレイの間で互換性を保つように設計さ
れていますが、このディスプレイでは、Z27x で認識されない追加のコマンドを利用できます。ただ
し、中核となるキャリブレーション スキーマは互換性を保つように設計されており、多くの場合、同
じ
XML ファイルを異なる DreamColor Studio ディスプレイの間で共有できます。
StudioCal XML
キャリブレーション
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